今回は、私がこれから実践して効果を見せる「情報処理安全確保支援士(SC)」の学習スケジュールをまとめてみました。
セキスペは“難しい資格”と言われがちですが、実はやるべきことが明確で、正しい順番で進めれば誰でも合格ラインに届く試験です。
この記事では、忙しい社会人でも無理なく回せる「3か月スケジュール」を紹介します。
- 情報処理安全確保支援士に挑戦したい方
- 勉強方法がわからない方
- スケジュールを組みたい方
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セキュリティについてが細かく解説されています。
テキストで学習した後すぐに問題を解ける構成になっているので効率よく勉強できます。
また午後問題もいくつか掲載されていて、解説までついてきます。
ダウンロード特典もあるので非常にオススメの一冊!!
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午後試験に関してはこの『重点対策』が一番だと思います。
試験の解き方から勉強方法、セキュリティについての細かい解説が紹介されています。
午後対策で迷ったらまずはこの1冊を手にとって勉強してみることをおすすめ!
まずは全体像:3か月でこう進める
- 1か月目:基礎固め & 午前Ⅱ攻略
- 2か月目:午後Ⅰの読解力と解答力を鍛える
- 3か月目:午後Ⅱの答案作成スキルを仕上げる
この順番が最も効率的です。
特に午後問題は“基礎がわかっている前提”で出題されるので、焦らず土台を固めるのがポイントです。
1か月目:基礎固め & 午前Ⅱの得点源づくり
- セキュリティの基礎を体系化
- 午前Ⅱで安定して7割取れる状態にする
- 午後問題を読むための“用語力”をつける
①午前Ⅱの過去問を5年分
午前Ⅱは過去問の流用が多いので、最初の1か月で一気に得点源にします。
- 1問ごとに「なぜその選択肢が正しいか」を説明できるようにする
- 間違えた問題は“用語”を調べてメモ
②セキュリティ基礎のインプット
特に以下は午後問題でも必須。
- 暗号(共通鍵・公開鍵・ハッシュ・PKI)
- 認証(多要素、SAML、OAuth、OIDC)
- ネットワーク(FW、WAF、IDS/IPS、ゼロトラスト)
- 脆弱性(OWASP Top10)
③午後問題の“読み方”を練習
午後問題は文章量が多いので、「設問を先に読む → 本文を読む」とすると良いでしょう。
この順番を習慣化しておくと後が楽になります。
実際の試験でも時間との勝負になるので、設問から読む方法は効果的です。
2か月目:午後Ⅰを徹底攻略する
試験自体は午後Ⅰと午後Ⅱが統合されましたが、試験勉強ではどちらも行います。
というのも、難易度的にこの両者の間くらいになったからです。
知識も共通の部分があるため問題ないでしょう。
- 午後Ⅰの文章読解+技術理解の型を身につける
- 80分で安定して解けるようにする
①午後Ⅰの過去問を4〜6問
午後Ⅰは“読解力 × 技術理解”の試験。
復習が命です。
- 解く:80分
- 復習:120分
- 「本文のどの文が根拠か」を必ず特定する
②頻出テーマの深掘り
- インシデント対応(CSIRT、封じ込め、ログ分析)
- ネットワーク構成図の読み取り
- アクセス制御(RBAC、ABAC)
- Web脆弱性(XSS、CSRF、SQLi)
特にインシデント対応は近年多く出題されています。
最近のトレンドも抑えておくと良いでしょう。
③解答テンプレを作る
午後は文章力より“構造化力”。
テンプレを作ると安定します。
例えばこのような問題が来たらこのように答えるといったテンプレートです。
3か月目:午後Ⅱの答案作成スキルを仕上げる
- 午後の長文を時間内に書き切る
- 実務経験を答案に落とし込む技術を習得
やることを次に述べます。
①午後の過去問を3〜4問
午後は“書く試験”なので、手を動かすことが大事。
- 解く:120分
- 復習:180分
- 採点基準に照らして自己採点
普段から時間を意識して取り組むと、本番で焦らずにすみます。
時間が来たらすぐにやめて解答を見ましょう!
②午後の答案テンプレを作る
午後Ⅱは構造化が命です。
以下の型が鉄板です。
- 現状把握
- 課題の整理
- 対策案(技術+運用)
- 効果・理由
- リスクとフォロー
③本番形式で2回演習
- 時間配分の最適化
- 書くスピードの調整
- 読解の順番を固定化
次回からはCBTになるのでPCでの入力速度を鍛えるのも良いでしょう。
週ごとの学習モデル
| 曜日 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 平日2日 | 午前Ⅱの過去問10問 | 1.5h × 2 |
| 平日1日 | セキュリティ基礎のインプット | 1.5h |
| 休日1日 | 午後Ⅰ or 午後Ⅱの過去問 | 3h |
| 休日1日 | 復習・ノート整理 | 3h |
週ごとに上記のようなスケジュールを立てると良いでしょう。
まとめ
情報処理安全確保支援士は、「基礎 → 午前Ⅱ → 午後Ⅰ → 午後Ⅱ」。
この順番で進めるだけで、合格率が一気に上がります。
特に午後は“構造化力”が勝負。
なるべく午前で基礎知識を高めて、午後対策に注力しましょう!
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